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「休日が少ない」と言われている理由

「休日が少ない」と言われている理由

休みが少ない?

多くの人が「介護職員はハードで休日が少ない!」というイメージを持っていますが、実際のところどうなのでしょうか?
介護施設と言えば特別養護老人ホームのように入居型の施設を思い浮かべる人も多いことでしょう。入居型の施設は24時間 365日稼働しています。日勤や夜勤の交代シフトを組んで現場を回しているので定休日はありません。そのため「休日が少なく忙しい」というイメージが付いているのかも。それに、シフトで設定されている休日の中に本来あるはずの祝日分の休みが確保されていない施設もあるんです。デイサービスのように平日の日勤帯を中心に運営している施設は祝日分の休みもしっかり設けられていますが、入居型の施設は祝日関係なく運営しているので祝日分の休みをどうするかは各施設の経営者の判断に任せられていることも大きく関係しています。1年間の祝日日数は16日なので、祝日分の休みが設けられていない場合は16日多く働いていることになりますよね。
シフト制の場合はカレンダー通りに休日が設けられていないので土日や祝日の休日が確実に取れるとは限りません。シフトの都合で連勤になることが多いので決まったペースで休むことができなかったり、年末年始やGW、お盆など季節的な休暇に長い連休を取るのが難しかったりします。

仕事を休めないのが原因?

そもそも「休みが取れない」という根本的な問題もあります。介護職員の中には「体調が悪くても休みにくい」「有給を使いにくい」など休みが少ないことを不満に思っている人も少なくありませんが、これには職員不足が大きく関係しています。入居型施設のようなシフト制の場合、急に休んでしまうとシフトに穴が開いてしまうんですね。職員の人数が少ないと各シフトに配置されている人数も最低限である可能性が高いです。ギリギリの人数でシフトを組んでいるため、急な休みで欠員が出ても補充することができず、残っている職員で何とかするしかありません。そのような施設では周囲を気遣ってしまい、なかなか「休みたい」とは言えませんよね。
それに気遣うあまり、休むこと自体が負担になってしまう場合もあります。「休んで周りの人に迷惑をかけられない」という心境から最低限の休日しか取らず、体調が悪くても多少なら大丈夫、と無理してしまう人も少なくありません。特に常勤がそう!平日や日勤シフトはパートもたくさんいますが、夜勤や土日は希望する人が少ないこともあり常勤がメインでシフトに入っていることが多いんです。常勤ということで責任感を強く感じてしまい、「私がやらないと」と頑張りすぎちゃうんですね。雇用形態に関係なく気兼ねなく休日を取るためにはそれなりの人数が必要です。

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